
2019年に日本市場に参入して以降、ハイセンスのエアコンはホームセンターや家電量販店でも見かける機会が増えました。

2025年モデルも発売され、さらに機能が追加されました。
しかし、ハイセンスのような海外メーカーは「故障が多い、壊れやすい」というイメージがつきまといます。
そこで今回は過去の不具合報告や一般的な解釈などを踏まえ、ハイセンスのエアコンが壊れやすいと思われている理由を解説したいと思います。

ハイセンスのエアコンをご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
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ハイセンスのエアコンは故障が多い?壊れやすいと思われている理由を徹底調査


ハイセンスのエアコンが壊れやすいと思われているには以下のような理由が考えられます。
- 海外メーカーに対する偏見
- エアコン市場に参入して間もないため
- リコールによる不具合があるため
海外メーカーに対する偏見


まず一つ目の理由は海外メーカーに対する偏見です。
ハイセンスは中国に本社を構える電機メーカーですが、国内メーカーと比べて海外メーカーには「故障が多い、壊れやすいのでは?」という偏見があります。

実際にはどうなの?故障が多いの?

いえ、そんなことはありません。
ハイセンスは開発研究(R&D)にもチカラを入れている企業なので、最新の技術を用いて消費者に適したエアコンを販売しています。
また、ハイセンスのエアコンは2006年に白物家電の大手「科龍(Kelon)」を子会社化したことで、品質が向上しました。
科龍(Kelon)は元々エアコン製造に強い企業なので、現在販売されているエアコンも高品質で故障が多いということはありません。

過去には東芝REGZAを子会社化(2018年)したことでテレビの品質が向上したように、エアコンに関しても高品質な商品を製造しています。
エアコン市場に参入して間もないため

ハイセンスが日本のエアコン市場に参入したのは2019年です。
まだ日本市場に参入してまだ間もないため、口コミ等で故障や不具合のレビューを見るとどうしても警戒してしまいます。
参入当初はシンプルな機能に絞って、低価格なエアコンを販売していましたが、2022年ごろからはラインナップを増やし、換気機能、Wi-Fi機能、解凍洗浄、内部クリーンなど商品展開を広げています。
最近ではテレビCMでもハイセンスを見かけるようになり、テレビだけではなくエアコンなどの白物家電に関しても国内シェアを拡大していくのではないかと推測されます。

今後もハイセンスの動向からは目が離せません!
リコールによる不具合があるため

ハイセンスは過去に不具合の報告が2件ありました。
2023年08月22日お知らせ
公式サイトから抜粋
この度、弊社が2021年から販売しております自動製氷機付きの冷蔵庫の一部(2022年7月~11月生産)において、製氷皿が稀に破損することが判明致しました。(以下省略)
エアコンではなく、直近では2023年8月に冷蔵庫の製氷皿が稀に破損するという不具合が報告されています。
2020年11月20日お知らせ
公式サイトから抜粋
この度、弊社が2020年3月から5月に製造しました冷蔵庫『HR-D3601S』におきまして、使用状況により製氷皿の一部分でひびが入る可能性があることが判明いたしましたので、弊社の対応につきまして下記の通りご案内申し上げます。

少し前にも同様の不具合が報告されたため、品質面で不安を感じる方もいるかもしれません。
もちろん、無償交換の措置はとられていますが、海外メーカーへの偏見からハイセンスのエアコンについても「故障が多いのでは?」と誤解を持つ人もいるかもしれません。

このような理由でハイセンスのエアコンは故障が多いと思われがちですが、実際にはリコール等の不具合もなく高品質なエアコンを製造しています。
また、ハイセンスは2019年から2021年にかけてサービス体制の強化を図り、365日対応できるカスタマーセンターを設立しています。

それにより不具合や故障が発生しても迅速な対応ができる体制が整っています。

なんだか国内メーカーよりも安心な気がしてきた。
国内メーカーでも過去にリコールが発覚したこともありました。
その点を考慮するとハイセンスのエアコンは不具合の報告もなく安心して使用できると言えます。

では、ハイセンスのエアコンはどんなに機種を扱っているのか、直近のモデルを紹介します。
進化を続けるハイセンスのルームエアコン

キレイを保つスタンダードモデル HA-S22H-W

ハイセンス 2023年モデル
ルームエアコン 主に6畳 Sシリーズ HA-S22H-W
参考価格:49,800円(税込)
ハイセンスのルームエアコンSシリーズはスタンダードモデルに位置づけられます。
冷暖房・除湿・送風の基本性能に加えて、室内機・室外機どちらの汚れも凍らせて落とす「どっちも解凍洗浄」機能、ニオイやカビを抑制する「内部クリーン」機能、汚れが落ちやすい「はっ水フィルター」など、簡単にお手入れできる工夫も施されています。

日本専用に設計されたこだわりの一台です。
特に「どっちも解凍洗浄」はエアコン内部のカビやホコリ、油汚れなども洗い流す仕組みで、エアコン全体を清潔に保つだけではなく、冷暖房効率の低下を防ぎ電気代を最大9%カットします。

省エネ効果も期待できるおすすめエアコンです。
項目 | 詳細 |
---|---|
型番 | HPAC-22H![]() |
適用畳数 | 6畳 |
参考価格 | 49,800円(税込) |
通年エネルギー消費効率 (APF) | 5.8 |
期間 消費電力 | 712kWh |
1年間の電気代 | 22,072円 |
主な機能 | 解凍洗浄 内部クリーン 抗菌はっ水フィルター |
総合評価 | 4.0 |

移動も楽ちんスポットエアコン HPAC-22H

ハイセンス
スポットエアコン HPAC-22H 2025年モデル
参考価格:32,931円(税込)
ハイセンスのスポットエアコンは、エアコンが設置できないお部屋に最適な工事不要の移動式エアコンです。
キャスター付きで移動しやすく、夏場のキッチンや脱衣所にも簡単に移動できます。

排気ダクトからの温風の排出に工夫は必要ですが、手軽に使える点はテレワーク等でもおすすめです。
※ただしスポットエアコンは部屋全体の効果は限定的です。部屋全体を冷やす場合はエアコンの設置をお勧めします。
項目 | 詳細 |
---|---|
型番 | HPAC-22H![]() |
参考価格 | 34,798円(税込) |
消費電力 50/60Hz | 620W/720W |
1時間あたりの電気代 50/60Hz | 19.22円/22.32円 |
主な機能 | 温度感知システム搭載 水捨て不要の ノンドレン式 |
総合評価 | 3.0 |

ハイセンスのエアコンは故障が多い?まとめ
今回は「ハイセンスのエアコンは故障が多い」と題して壊れやすいと思われている理由を調査しました。
実際には壊れやすいということはなく、確かな技術で高品質なエアコンを製造しています。
また、ハイセンスは購入後のサポート体制にもチカラを入れているので、万一不具合があった場合でも安心して使用できます。
2024年に続いて2025年モデルも順次発売されています。

この機会にぜひ高品質なハイセンスのエアコンをチェックしてみてください。

耐久性の高い国内メーカーは以下の記事でまとめています。
