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壊れにくいエアコンメーカーは?詳しくはこちら

壊れやすいエアコンメーカー 故障の原因は何か?

エアコンは長期間使う家電だからこそ、耐久性や信頼性は非常に重要です。

しかし、全てのメーカーが同じ品質というわけではありません。

そこで今回は比較的「壊れやすい」と言われがちなメーカーについて、理由や背景を解説します。

エアコン選びで迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

記事の執筆者(藤岡秀樹)

保有資格 
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
日本FP協会 AFP 登録
AFP
日本FP協会ホームページ

プロフィール

家電製品に詳しいファイナンシャルプランナー。
耐久性や省エネ性能を第一に、コスパの高い商品を選択し執筆しております。
物価上昇に伴い家電製品の価格も変化しています。
無駄を省いたお買い物ができるよう、お手伝いできれば嬉しいです。

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壊れやすいエアコンメーカー 故障の原因は何か?

SHARP(シャープ)

AY-S22DG-W
引用元:amazon.co.jp

シャープは独自の「プラズマクラスター」技術で有名ですが、エアコン本体の冷暖房機能や構造部分に関しては、国内他社と比べて信頼性がやや劣るという声が聞かれます。

特にモーターやセンサー周辺のトラブル、室外機の不具合などが報告されることがあります。

また、価格帯を抑えるため、部品の耐久性が高くない可能性も否定できません。

ちなみに筆者が使用している空気清浄機は今年で10年目ですが、問題なく使用できています。

また、過去に発煙・発火の恐れによるリコールもありました。

リコール内容
  • 2019年11月~2020年7月製造の一部製品 約13,120台
  • 不具合内容:室内機の制御基板に不具合があり、発煙・発火の恐れ
  • 対応:無料点検・修理(制御基板交換)

出典元:経済産業省 リコール情報より抜粋

2022年9月20日に発表されたリコールは、記憶に新しい方も多いかもしれません。

室内機の制御基板に不具合があり、発煙や発火のリスクがあるとして、対象製品の無償点検・修理が行われました。

このリコールの影響で「シャープのエアコンは壊れやすい」と感じた方もいるかもしれませんが、現在は製品開発から検品までの体制が見直され、品質管理が強化されています。

そのため、近年のモデルでは以前ほど「壊れやすい」という印象は薄れつつあり、改善が進んでいるといえます。

TOSHIBA(東芝)

東芝はかつて高品質な家電で定評がありましたが、会社の経営体制の変化により、エアコン分野での開発リソースが減少しました。

設計や製造の外部委託が増えたことで品質のばらつきが生じ、結果としてコンプレッサーの不具合冷媒漏れなどの故障報告が見られます。

また、シャープ同様に20年ほど前にはリコールがありました。

リコール内容
  • 1998年9月~2002年1月製造の一部製品。
  • 不具合内容:室内ファンモーターのリード線接続部に結露・洗浄液等が侵入し、発煙・発火の恐れ
  • 対応:無償点検・修理/部品交換

出典元:消費者庁 リコール情報サイトより抜粋

エアコンに限らず、東芝に「壊れやすい」という印象がついてしまった理由には、いくつかの背景があります。

特に家電全体でそのイメージがある理由は以下の通りです。

経営体制の混乱とブランド力の低下

2015年に発覚した東芝の不正会計問題以降、企業全体の信頼性が揺らぎました。

これにより家電製品への信頼も間接的に低下し、「品質が落ちたのでは?」という印象を持たれやすくなりました。

事業売却や外部委託による品質のバラつき

東芝は近年、テレビ(レグザ)や白物家電事業を他社(例:中国の美的集団など)に売却・外部委託しています。これにより、東芝ブランドは残っていても、製造は別会社というケースが多く、以前の品質を期待して購入した消費者が「昔と違う」「すぐ壊れた」と感じる原因になっています。

過去のリコール・トラブルの影響

東芝製エアコンでは過去にリコールが発表されているので、このような情報が記憶に残っている方も多く、「東芝=壊れやすい」というイメージが付いてしまった要因になっています。

サポートや部品供給への不安

事業が再編・縮小される中で、サポート体制や部品供給への不安を感じる声もあります。特に地方の家電修理業者から「東芝製は部品取り寄せが遅い」などの話も聞かれるため、プロの間でもやや敬遠されることがあります。

エアコン以外でも、東芝の家電に「壊れやすい」という印象があるのは、経営の混乱・製造体制の変化・過去の不具合事例など、いくつかの要因が重なっていることが考えられます。

もちろん、すべての製品がそうではありませんが、これらの背景が印象形成に大きく影響しています。

ちなみに筆者が以前使用していたドラム式洗濯機は10年ほど使用できたので、東芝のすべて製品が耐久性が悪いというわけではありません。

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)

IRA-2205R
引用元:amazon.co.jp

「安いエアコン」として人気のあるアイリスオーヤマですが、実際の中身は海外のOEM製品(中国メーカー製が中心)であり、設計もシンプルになっています。

また、価格重視のため、部品の品質やアフターサービスが他社に比べて不十分なケースがあります。3〜5年で不具合が起きるという口コミも少なくありません。

筆者の個人的な感想ですが、以前は耐久性に違和感を感じたことはなかったのですが、ちょっと前に購入したコードレス掃除機は電源が入らない不具合がありで1年間で2回交換してもらいました。

たまたま、不良品に当たってしまったのか、詳細は分かりませんが、格安家電の中でも信頼していたメーカーなだけに少し残念です。
※最後は返金対応してもらいました。

ただし、現時点でアイリスオーヤマのエアコンに関するリコールや無償修理・点検の公式な発表は確認されていません(加湿器や除湿機など、他製品での事例はあります)。

一方で、口コミでは「3〜5年で不具合が出た」という声も見られます。

価格を抑えた設計である分、部品の耐久性や静音性、長期的な信頼性においては、国内大手メーカーと差があることは否めません。

とはいえ、一定の品質管理は行われているので、必ずしも「壊れやすい」と断定することはできません。

使用状況や設置環境によっては、問題なく使えているケースも多くあります。

プライベートブランド(ヤマダ電機、コーナンなど)

プライベートブランドは海外メーカーの製造で、家電量販店の独自ブランドとして販売されていることがほとんどです。

コストを抑える代わりに、耐久性やパーツの精度は控えめ。また、修理や保証対応も限定的で、万が一のときにサポートが弱い点が懸念されます。

筆者の個人的な意見になりますが、あえてプライベートブランドを選ばなくても、セール時期や前年モデル(型落ちモデル)を選ぶことで、お得に購入することが可能です。

また、長く使いたいと考えている方や、安心感を重視したい方には、ダイキン、パナソニック、三菱電機といった、一般的に耐久性や信頼性に定評のあるメーカーを選ぶのがおすすめです。

これらのメーカーは製品の性能だけでなく、購入後のサポート体制も整っているため、初めてのエアコン選びでも安心感があります。

耐久性の高いエアコンメーカーとその強み

一方で「10年以上問題なく使えている」「毎年のメンテナンスだけで済んでいる」と高評価を受けているメーカーもあります。

世界トップシェアのダイキン

S224ATES
引用元:amazon.co.jp

空調専門メーカーとしての歴史と技術力は業界随一。

家庭用から業務用まで幅広い空調技術を持ち、特にコンプレッサーの耐久性は非常に高いことで有名です。

エアコン本体だけでなく、室外機の造りもしっかりしており、20年近く使っているという声もあります。

空気清浄機能を持つパナソニック

CS-224DFL
引用元:amazon.co.jp

日本製にこだわり、細かな温度制御や静音性に優れたモデルが多いパナソニック。

独自の「ナノイー」機能など快適性も重視しつつ、部品の品質が安定しています。

家電総合メーカーとしての経験から、耐久性の高い設計がされています。

使いやすく耐久性の高い三菱電機

RAS-AJ22R
引用元:amazon.co.jp

「霧ヶ峰」シリーズでおなじみの三菱電機は、省エネ性能と耐久性を両立。

特に寒冷地での使用に強く、室外機の構造や制御システムの信頼性が高いです。

また、エアコン内部のカビを防ぐ清潔機能にも定評があります。

筆者は三菱電機の霧ヶ峰シリーズを使用しています。今年で7年目ですが、2年に一度クリーニングを依頼するだけで、不具合等は一度もありません。

エアコン購入で失敗しないために まとめ

価格の安さだけでエアコンを選ぶと、数年後に後悔することがあります。

修理費や買い替えコストを考えると、最初から信頼できるメーカーを選んだ方がトータルでは安く済むことが多いです。

もし長く快適に使えるエアコンを探しているなら、ダイキン・パナソニック・三菱電機の中から選ぶのがおすすめです。

「壊れにくい=安心して長く使える」エアコンを、ぜひ検討してみてください。

記事の執筆者(藤岡秀樹)

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