2023年モデル 液晶テレビ
国内外で多くのユーザーを獲得している電気機器メーカーのLG(エルジー)エレクトロニクス。
2009年に世界初の55V型 有機ELテレビを発売してから10年以上、世界シェアNo.1を維持しています。
今では国内メーカーにパネル供給ができるくらい信頼性の高い企業に成長しました。
しかし、LGを含め海外メーカーは壊れやすいのでは?と思われている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はLGのテレビを利用している方々に、LGのテレビは本当に壊れやすいのか?アンケート調査してみました。
最近は有機ELテレビだけではなく高画質な量子ドット(QLED)の4Kテレビも発売されています。
2023年モデル 量子ドット液晶テレビ
画質のキレイさ | ||
---|---|---|
有機EL | 量子ドット | 4K |
ハイエンドモデルからエントリーモデルまで幅広い商品ラインナップを取り揃えているのもLGの魅力の一つです。
ぜひ本記事を参考にLGの良さに触れてみてください。
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LGのテレビは壊れやすい?口コミや評判をアンケート調査
LGのテレビ 満足度調査
満足度 | 票数 |
---|---|
満足 | 64人 |
やや満足 | 29人 |
普通 | 10人 |
やや不満 | 4人 |
不満 | 2人 |
不具合や故障はありましたか?
不具合や故障 | 票数 |
---|---|
ない | 104人 |
ある | 5人 |
アンケート詳細
調査方法:Webアンケート(クラウドワークス)
実施期間:2023年7月~10月 複数回
対象者:LGのテレビを利用している109人
アンケートの結果は不具合や故障があったと回答した人は約5%にとどまります。
LGのテレビはそこまで壊れやすいという印象は受けませんが、どのような不具合があったのか見てみましょう。
- 地上波が映らない・・・2件
- 音が出ない・・・2件
- インターネットに接続できない・・・1件
地上波が映らない・・・2件
購入商品:43V型 4Kテレビ 43UQ8000PJC
3.0
エラーが表示され地デジが映りません。問い合わせたらすぐに交換してもらえましたが不安が残るスタートです。
購入商品:43V型 4Kテレビ OLED55A2PJA
3.0
LGのテレビは地上波が映らないという口コミはありましたが、本当に映りませんでした。ネットに書いてあるような改善策を試しましたが変わりませんでした。
上記のように地上波が映らない症状が表れたときは以下の点をお試しください。
- テレビを再起動する
- B-CASカードを挿し直す
- チャンネルを再設定する
- 配線を抜き差しする
- テレビを初期化する
上記の方法で直らない場合は基盤の故障、またはアンテナが原因かもしれません。
基盤が故障している場合は交換すれば直ると思いますが、アンテナが原因のときはまず電波の強弱を計測してもらいます。
もしアンテナが強すぎる、弱すぎるなど地上波に影響を及ぼすときはアッテネーター(減衰器)、ブースター(増幅器)といわれる専用機器を取り付け安定させます。
考えられるエラーコードはこちらです。
E202・・・アンテナが届いていない/配線の問題等
E203・・・電波が弱い/電波が強い等
※分配器を使いDVDレコーダー、Blu-rayレコーダーに接続している場合は電波が弱まることも考えられます。
音が出ない・・・2件
購入商品:43V型 4Kテレビ 43UQ8000PJC
3.0
たまに音が出ません。
再起動で直りますが、他にも地デジとの相性が悪いのか信号を受信できませんとB-CASカードが反応しないときがあります。
購入商品:32V型 ハイビジョンテレビ 32LX7000PJB
2.0
たまに音が出ません。
勝手にテレビが消えて次付けると上半分が勝手に暗くなり色合いがおかしくなりました。(青っぽくなります)
最後は画面に線が入ったり端が切れたりしたので修理に出しました。
LGのテレビは海外仕様を日本でも販売できるように手を加えられているテレビなので、地上デジタル放送はノイズが入ることも考えられます。
ちなみにハイセンスのテレビは地上波に特化した映像処理エンジンを搭載しているので、地上波をメインにテレビを使用する人はハイセンスを検討の一つに加えてみてください。
インターネットに接続できない・・・1件
購入商品:43V型 4Kテレビ 43UQ8000PJC
3.0
テレビを付けたばかりのときはインターネットに接続できないことがあります。
こちらの症状は国内・海外メーカー関係なく起こりえる事例です。
テレビを付けた直後に発生し、しばらくするとインターネットに接続されます。
特別故障ではないのでご安心ください。
ただしインターネットの接続があまりに遅いときは、不具合かキャッシュが溜まり動作が遅くなっていることが考えられます。
もしこのような症状が現れたときは、キャッシュクリアや初期化を試してみてください。
- キャッシュクリアとは
-
テレビの利用情報を保存しているデータを削除することです。
キャッシュクリアをすると動作の遅延が改善されます。
それから、インターネット接続に関する気になる口コミも見られました。
インターネット回線についての事例
購入商品:55V型 4Kテレビ 55UQ8000PJC
4.0
夜の時間帯はたまにYouTubeが固まることがあります。
インターネットは繋がっているのでテレビの不具合なのか回線が悪いのか分からないです。
購入商品:55V型 4Kテレビ 55UQ8000PJC
3.0
インターネットが切断されて動画がたまに見れなくなることがあります。もしかしたらソフトバンク光が悪いのかな?
購入商品:55V型 4Kテレビ 55UQ8000PJC
3.0
LGのテレビのせいかは分かりませんが夜間は接続が不安定です。
多分回線のせいかもしれませんが、楽天ひかりとLGで相性悪いです。
このように、インターネット接続が不安定、切断されるといった回答が見られました。
ただ、この事例はテレビの不具合かインターネット回線の不具合かは判断しにくく、夜間の限られた時間に不安定になるようでしたら、インターネット回線が問題の可能性も考えられます。
例えば、ソフトバンク光や楽天ひかりはNTT回線を使用して自社サービスとして光回線を提供しています。
そのため接続が重なる夜間帯は回線が不安定になることがあります。
特に集合住宅にお住まいの人はその傾向が強く表れます。
もしインターネット接続が不安定なときは独自回線を持つNURO光やauひかりにすると安定した接続が期待できるかもしれません。
※ただし、どちらも提供エリアが限られているのでお住いの地域が提供エリア内なのかを確認しておきましょう。
このようにLGのテレビは特別壊れやすいということはありませんが、海外仕様を日本仕様に変更しているため、映像に影響をおよぼすことがあるかもしれません。
ですので、テレビの使い道が動画コンテンツではなく地上波の人は国内メーカーを選ぶか、同じ海外メーカーのハイセンスを検討して見てください。
高性能で耐久性も高くおすすめです。
LGのテレビが壊れやすいと思われている理由
LGのテレビはAmazonや楽天市場などの通販サイトを見ても評価が高く、ほとんどのテレビは4.0以上の評価になっています。
ですが、海外メーカーは壊れやすい、耐久性が低いと思われている人もいるのではないでしょうか?
では海外メーカーがどうして壊れやすいと思われているのか、LGの事例と合わせて見てみましょう。
- リコールによる不具合
- 海外メーカーのため壊れやすい
- 販売台数が多いため壊れやすい
- 多機能なため壊れやすい
リコールによる不具合
2014年に製造されたLG Electronics「液晶テレビ Smart TV」 – 点検修理
消費者庁より抜粋
一部該当機種におきまして、本体メモリー関連ソフトウェアにエラーが発生することで、 液晶テレビ本体が動作しない不具合がある事が判明いたしました。安全上の問題は発生いたしません。
LGは2014年5月〜9月に製造された機種でテレビが動かないという不具合が発生しました。
そのため、当時のニュースを見ていた人はLGのテレビは壊れやすいと思われているのかもしれません。
海外メーカーのため壊れやすい
LGに限らずハイセンスやTCLなどの海外メーカーは壊れやすいという印象を受けます。
もちろん初期不良はあると思いますが、海外メーカーだから壊れやすいということはありません。
最近では国内メーカーにパネル供給・製造の委託など、昔と比べて海外メーカーのほうが安心という風潮も見られます。
販売台数が多いため壊れやすい
LGは世界トップクラスの販売シェアを誇ります。そのため一定の不具合や故障は見られます。
有機ELテレビに関しては世界No.1のシェアなので、その分不具合や故障の口コミも多くなります。
そのためLGのテレビは壊れやすいと思われているのかもしれません。
多機能なため壊れやすい
LGに限らず最近のテレビは機能が豊富です。
そのため機能によっては壊れやすい箇所が出てきます。
多機能なテレビは便利な反面、壊れやすいというデメリットもあります。
低価格なため壊れやすい
LGのテレビは世界トップクラスの販売台数を誇ります。
※2022年度の有機ELテレビの出荷台数は約382万台に上ります。
そのため1台あたりの製造コストも下がり低価格が実現できています。
またLGは開発研究(R&D)にも注力しているので壊れやすいということもなく品質面も問題ありません。
LGのテレビは国内メーカーと比べて価格が安く、安い=壊れやすいと思われているのかもしれません。
LGは世界トップクラスの液晶パネル技術を活かして高画質なテレビを開発しています。
LG製パネルを採用している国内メーカーも多く、品質には自信があります。
ですので、アンケート結果を見ても分かるように、LGのテレビは特別壊れやすいということはありません。
LGテレビの評判|パネルごとの口コミ調査
項目 | 人数 |
---|---|
有機ELテレビ | 71人 |
液晶テレビ | 38人 |
この章ではアンケート調査をもとにパネルごとに口コミや評判をまとめています。
【LG】有機ELテレビの口コミや評判
購入商品:42V型 有機ELテレビ OLED42C2PJA
5.0
キレイ過ぎて驚きました。
韓国メーカー凄いですね。特に色合いが最高に良いです。
購入商品:48V型 有機ELテレビ OLED48A2PJA
5.0
黒の表現が凄いです。
今まで普通の液晶パネルでしたが有機ELはレベルが違います。
購入商品:48V型 有機ELテレビ OLED48A2PJA
5.0
海外メーカーは青っぽく見えたり、白が眩しく感じる印象がありましたがLGのテレビはそんなこともなくキレイに映ります。
上記のように有機ELテレビの口コミは評判が高く、性能も問題ありません。
ちなみに有機ELパネルは次のようなメリット・デメリットがあります。
有機ELパネルのメリット・デメリット
- 高画質で「黒」の表現が優れている
- 鮮やかな色彩表現が可能
- ノイズが少なく近くで見てもキレイ
- 映像の反応速度が速い
- 液晶パネルが薄く軽量
- 視野角が広い
- 電気代が安い
- 製造コストが高く液晶テレビと比べて価格が高い
- 液晶テレビと比較すると寿命が短い
※有機ELパネル:約3万時間/液晶パネル:約6万時間 - 焼き付きが発生することもある
では続いて2023年モデルの特徴を見てみましょう。
2023年モデル 有機ELテレビ
2023年7月発売のOLED C3シリーズはVGP2024総合金賞、42V型のOLED42C3PJAも金賞に輝いています。
※2023VGPでも金賞、審査員特別賞を受賞しています。
OLED C3シリーズは高性能なAIプロセッサーを搭載しリアルな映像表現が可能です(α9 AI Processor 4K Gen6)。
また有機ELならではの奥行のある「黒」が表現できます。
リアルな表現に加えてくっきりハッキリと映像を映し出せるのがOLED C3シリーズの特長です。
とにかくキレイな映像を見たい!という人はぴったりな液晶パネルです。
他にも有機ELパネルはバックライトが必要ないため液晶テレビと比べて消費電力を抑えて電気代が安くなるメリットもあります。
型番 | OLED42C3PJA |
サイズ | 42V型 |
発売日 | 2023年7月5日 |
参考価格 | 155,500円(税込) |
画質 | 有機EL α9 AI Processor 4K Gen6 |
音質 | Dolby Atmos® |
リフレッシュレート | 120Hz |
動画配信 | あり |
レビュー評価 | 評価なし |
【LG】4K量子ドット液晶テレビの口コミや評判
4K量子ドット液晶テレビのメリット・デメリットは次のとおりです。
4K量子ドット液晶テレビのメリット・デメリット
- 有機EL同様に高画質で「黒」の表現が優れている
- リアルな色彩表現が可能
- 斜めから見てもキレイ
- 有機EL同様、値段が高い
- 消費電力が多く電気代がかかる
- 空気中の水分、酸素に弱く耐久性に不安が残る
※パネルを保護するフィルム性能が高額になるためその分価格が上がります。
量子ドットは有機ELパネルに匹敵するほどの性能で高画質はもちろん色彩も目で見たような表現が可能です。
ではこちらも2023年モデルを見てみましょう。
2023年モデル 4K量子ドット液晶テレビ
LGの2023年モデルは量子ドットモデルを幾つか発表しています。
中でもコスパの高いモデルは75JRAシリーズです。
LGの2023年モデルは量子ドットモデルを幾つか発表しています。
中でもコスパの高いモデルは75JRAシリーズです。
またLGのQNEDは量子ドット技術とナノセルカラー技術を組み合わせた液晶パネルで、鮮やかな色彩はもちろん奥行きのある「黒」の表現を得意とします。
より正確なバックライト制御を行うことで液晶テレビよりも輝度やコントラストがはっきりと表現できます。
広視野角で斜めから見ても白っぽくなりにくいのが特徴です。
75JRAシリーズは以下のような人に最適な一台です。
- 有機ELテレビは気になるものの予算的に難しい
- 従来の液晶テレビよりもキレイな映像で見たい
今まで暗いシーンで見えにくい・黒つぶれしていると感じたことがある人はぜひチェックしてみてください。
型番 | 43QNED75JRA |
サイズ | 43V型 |
発売日 | 2023年8月25日 |
参考価格 | 85,544円(税込) |
画質 | QNED α5 AI Processor 4K Gen6 |
音質 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
動画配信 | あり |
レビュー評価 | 評価なし |
【LG】4K液晶テレビの口コミや評判
購入商品:43V型 4Kテレビ 43UQ8000PJC
5.0
安かったのでLGにしましたが、特別問題なく使用できています。
寝室用にちょうど良いです。
購入商品:43V型 4Kテレビ 43UQ9100PJD
4.0
ハイセンスと迷いましたが、LGのほうが良さそうだったので選びました。
それなりに綺麗に映ってます。
購入商品:55V型 4Kテレビ 55UQ8000PJC
4.0
元々シャープを使っていましたがサイズを大きくしたくてLGにしました。
この値段でこれだけキレイなら満足です。
先ほどの量子ドットの下位モデルになるのがUHD液晶テレビです。
UHDパネルのメリット・デメリットは以下の通りです。
UHDパネルのメリット・デメリット
- アクティブHDR搭載で明るさの表現が向上
- 有機ELパネルと比べて寿命が長い
※有機ELパネル:約3万時間/液晶パネル:約6万時間
- 他のパネルよりも画質が劣る
では最後にUHD2023年モデルの特徴を紹介します。
2023年モデル 液晶テレビ
2023年8月発売のUR8000シリーズはAIを活用した画質・音質調整を行います(α5 AI Processor 4K Gen6)。
それによりジャンルに合わせた最適な映像表現が可能になります。
また映像を4K相当にアップスケーリングすることで、より鮮明に細やかな映像表現も可能です。
音質面はAIサウンドプロ機能でバーチャル5.1.2chが体験できます。
それにより低音を響かせて高さを表現することで立体的なサラウンド効果が期待できます。
他にも遅延を抑えたゲームモードや動画コンテンツが楽しめるwebOS 23搭載など必要な機能が備わっているバランスの取れた一台です。
型番 | 43UR8000PJB |
サイズ | 43V型 |
発売日 | 2023年8月25日 |
参考価格 | 79,927円(税込) |
画質 | UHD α5 AI Processor 4K Gen6 |
音質 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
動画配信 | あり |
レビュー評価 | 評価なし |
LGのテレビはどこの国のメーカーなのか?
LGエレクトロニクスは韓国ソウルに本社を構える家電・モバイル機器等を扱う電気機器メーカーです。
2021年には赤字が続き携帯事業から撤退したもののテレビ市場では世界トップクラスのシェアを誇り、有機ELテレビは10年以上世界シェアNo.1に君臨しています。
また関連会社では電気自動車・ロボット・AIなどにも注力しています。
LGのテレビ製造について
LGのテレビは外部に委託することなく自社で製造されています。
そのため最先端の技術を素早く取り入れ、テレビ開発に活かされています。
ちなみにLGの主力商品である有機ELテレビの出荷台数は約382万台にも上ります。
これは世界60%はLGのテレビが占めていることになります。
有機ELテレビ市場で10年以上でNo.1なのもうなずけます。
LGのテレビが安い理由
LGは有機ELテレビ・液晶テレビなど世界トップクラスの販売台数を誇ります。
そのため1台あたりの製造コストも下がり価格に反映できるというわけなのです。
LGテレビの品質
LGは各部門ごとに研究開発(R&D)が行われています。
近年、研究開発にチカラを入れている企業も多く、LGに関しても次世代の素材・部品開発、サスティナブル素材の研究など、より高機能なディスプレイの開発に取り組んでいます。
そのため、より良い商品を開発するため品質面の研究も行われています。
LGのテレビは壊れやすい?まとめ
今回はLGのテレビを利用している方々にアンケートを取りLGの評判をまとめてみました。
LGは過去にリコールが報告されていることから品質面を不安視する人もいるかもしれませんが、その都度点検・修理を実施しています。
そのため、リコール機種=壊れやすいということはなく高品質な製品を販売しています。
また万一のことがあっても国内の自社コールセンターで迅速に対応してもらえます。
※専任オペレーターが日本語対応しています。
この機会にぜひLGの高画質テレビを検討の一つに加えてみてください。
型番 | 43UR8000PJB |
サイズ | 43V型 |
発売日 | 2023年8月25日 |
参考価格 | 79,927円(税込) |
画質 | UHD α5 AI Processor 4K Gen6 |
音質 | |
リフレッシュレート | 60Hz |
動画配信 | あり |
レビュー評価 | 評価なし |
また同じ海外メーカーで高画質な液晶テレビを扱っているメーカーは以下の2メーカーが参考になります。