東芝のテレビは壊れやすい？REGZA(レグザ)利用者にアンケート調査

2022年に国内シェアトップを獲得した東芝のREGZA（現在はTVS REGZA）。
※BCNランキング販売台数No.1（国内シェア24.12%）
※2023年上半期でもNo.1を獲得（国内シェア25.5%）

2018年に中国の家電メーカー、ハイセンスグループの傘下に入り、それ以降、国内メーカーとの差別化を図り、高性能なだけでなく手頃な価格でシェアを拡大しています。

そんなREGZAですが、中身がハイセンスだから壊れやすい、すぐ不具合が発生するのでは？という声も聞かれます。

そこで、本記事では東芝のテレビは壊れやすいのか？実際にテレビを利用している方々にアンケートを取り、品質を調査してみました。

東芝のテレビは壊れやすい？不具合・故障事例をアンケート調査

［アンケート］
東芝のテレビで不具合や故障はありましたか？（TVS REGZA含む）

項目	人数
なし	128人
あり	6人

動作が遅い（起動時含む）・・・3人

REGZAに搭載されている映像エンジンは他のメーカーと比較しても定評があります。

そのため、もし動作が遅いときは以下の点を試しましょう。

• キャッシュを削除する
• リモコンの電池を入れ替える
• 初期化する

キャッシュを削除する

液晶テレビは画面が大きくなると起動まで時間がかかることがあります。

ただ通常は不具合と思われるような遅さではないため、もし動作が遅いと感じたときはまずキャッシュを削除します。

キャッシュは読み込みをスムーズにする反面、キャッシュが溜まりすぎると動作自体が遅くなってしまうというマイナス面もあります。

リモコンの電池を入れ替える

リモコンの電池は消耗すると反応が遅くなる場合があります。

もし長い間電池を交換していない場合は、新しい電池に入れ替えて動作に変化が見られるか試してみましょう。

初期化する

キャッシュの削除、電池交換をしても動作に変化が見られないときはテレビの初期化を試みます。

画面が割れていた・・・1人

画面割れは初期不良として対処してもらえるため、商品が到着した際には画面にキズなどがないか確認をしましょう。

商品を受け取る前に梱包を開封し、外観を注意深く確認することで、問題があればすぐに対処できます。

映像が映らないことがある・・・1人

この点は過去のリコール対象製品の可能性もあるため、もし対象製品の場合は修理を依頼しましょう。

他にもインターネットの接続不良で映像が映らない、ノイズが入る、コマ送りになるなどの症状が発生することもあります。

電源が付かないことがある・・・1人

この点も過去のリコール対象製品の可能性があります。

他にもリモコンの不具合、電池の消耗など主電源がONなのにも関わらず、電源が付かないときはリモコンの不具合も考えられます。

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上記のように東芝REGZAでは動作に関する不具合が何件か見られました。

東芝REGZA 2023年モデル E350Mシリーズ

項目	詳細
型番	43E350M
発売日	2023年11月10日
参考価格	89,498円(税込)
画質	レグザエンジンZR 2023年新エンジン
音質	レグザ パワーオーディオシステム
ネット動画	ネット動画ビューティ
リフレッシュレート 倍速機能	60Hz
ゲームモード

東芝のテレビは壊れやすい？そう思われている理由をアンケート調査

アンケートで判明した東芝テレビの不具合事例。

実際にはそこまで壊れやすいわけではなく、高品質を誇ります。

［アンケート］
壊れやすいと思われている理由があればご回答ください。

リコール問題があるため品質面の不安・・・5人

以前、東芝では部品不良により一部製品で不具合が生じるリコールが発生したことがあります。

■液晶テレビ32S10の一部におきまして、部品の不良により、電源が入らない、視聴中に電源が切れて再び電源が入るなどの現象が発生する場合があることが判明しました。なお、これらの現象が発生しましても安全上の問題はございません。

消費者庁より抜粋

消費者庁でも開示されているため、当時の印象が残っている人は東芝のテレビはTVS REGZAになっても壊れやすいと思われているのかもしれません。

ハイセンスの子会社になり品質が落ちた・・・2人

東芝REGZAは2018年にハイセンスの子会社になってから、一部で従来の品質が損なわれたというイメージが広がっています。

ただし、ハイセンスは研究開発（R&D）にも力を入れている企業であり、ハイセンスの子会社であるからといって壊れやすいという理由は根拠がありません。

低価格のため壊れやすい・・・2人

東芝は他の国内メーカーと比べて低価格で販売されています。

そのため、低価格＝壊れやすいという印象があるのかもしれません。

しかし、東芝のテレビは2018年にハイセンスの子会社になったことで、生産効率の向上や部品調達の効率化を図り、品質面を保ちつつ低価格を実現しました。

東芝REGZA 2023年モデル E550Mシリーズ

項目	詳細
型番	43M550M
発売日	2023年10月20日
参考価格	77,399円(税込)
画質	レグザエンジンZR 2023年新エンジン
音質	レグザ パワーオーディオシステム
ネット動画	ネット動画ビューティ
リフレッシュレート 倍速機能	60Hz
ゲームモード

東芝のテレビは壊れやすい？まとめ

今回は東芝のテレビが壊れやすいと思われている理由を不具合事例と合わせてまとめてみました。

かつてのリコール問題が影響して、一部で壊れやすいとの印象が広まっていますが、子会社化されて以降は不具合等もなく高品質なテレビを販売しています。

また、子会社化により生産効率が向上し、高性能テレビを低価格で購入可能です。

2022年には国内シェアNo.1を獲得し、2023年上半期でも国内シェアトップの25.5%を達成しています。

今回紹介した東芝REGZA 2023年モデルに搭載された映像エンジンは同じ「レグザエンジンZR」です。

両シリーズともに「レグザセンシング」を搭載し、視聴距離に合わせた最適な映像を提供します。

E350MシリーズとE550Mシリーズの主な違いは、AIを活用した映像調整機能がE550Mシリーズにのみ搭載されていることです。

それに加え、E550Mシリーズは従来のLEDに比べて広い色域を表現できる「広色域LED」を採用しています。

また、画像や動画の解像度を向上させる「超解像技術」も搭載され、スペックの面ではE550Mシリーズが優れています。