ここ数年、ドン・キホーテのテレビコーナーが、TCL製品に置き換わっているのはご存知でしょうか?
以前はシャープやパナソニックなどの国内メーカーが店頭に並んでいましたが、最近はTCLのテレビが多くを占め、ドン・キホーテとTCLで共同開発したチューナーレステレビも話題になっています。
TCLってどんなテレビメーカーなの?
TCLは世界第2位の販売台数を誇り、2019年に日本市場に参入して以降、高性能なテレビを低価格で購入できるということもあり、国内第4位のテレビメーカーに成長しています。
ちなみに輸入テレビメーカーでは、ハイセンスやLGを抜き、国内トップです。
そこで今回はドン・キホーテのテレビの評判やなぜ安いのか?その理由をまとめてみました。
ドン・キホーテのテレビをご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
保有資格
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家電製品に詳しいファイナンシャルプランナー。
耐久性や省エネ性能を第一に、コスパの高い商品を選択し執筆しています。
物価上昇に伴い家電製品の価格も変化しています。
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ドン・キホーテのテレビの評判 なぜ安いのか?その理由を解説
ドン・キホーテのテレビは2021年2月以降、大きく様変わりしました。
それまでは、自社ブランド(プライベートブランド)として販売を行なっていましたが、2021年2月以降はお客様の声を第一に「ピープルブランド」として品質面が大幅に向上しました。
参考記事:ドン・キホーテの情熱価格がピープルブランドに生まれ変わる。公式サイトより
以前は外部に委託をしてOEM製品として販売されていましたが、2021年2月以降はTCLと共同開発したテレビを製造するようになりました。
従来は画質が悪い、音が聴こえにくいなど性能を指摘する口コミも見られましたが、性能の向上に伴い徐々に良い口コミが増えました。
実際にテレビを確認しても、大画面かつ高画質で操作性も問題ありません。
また、国内メーカーと比べてリーズナブルな価格設定なので、最近の物価上昇には強い味方です。
では、なぜドン・キホーテのテレビは安いのか?その理由を見てみましょう。
ドン・キホーテのテレビはなぜ安いのか?
ドン・キホーテのテレビが安い理由は大きく3つあります。
- コストカットにより低価格を実現
- チューナーレステレビのため低価格
- TCL製品のため低価格
コストカットにより低価格を実現
従来、ドン・キホーテのテレビはテレビの部品数を減らし低価格を実現してきました。
例:テレビに備わっているLEDバックライトの数を減らして価格が抑えられている。
※2023年以降は画質が向上されました。
チューナーレステレビのため低価格
ドン・キホーテで販売されているテレビは地上波が見られるチューナー内蔵テレビと、チューナーが搭載されていないチューナーレステレビが販売されています。
そのため、チューナーレスはチューナーが備わっていない分、価格を抑えて4Kテレビでも3万円台という低価格で購入可能です。
TCL製品のため低価格
ドン・キホーテで販売されているテレビの多くはTCL製品です。
TCLのテレビは開発から製造まで外部に委託することなく自社で作られています。
また、世界第2位の販売台数を誇るため1台当たりのコストも下がります。
このように、ドン・キホーテのテレビは低価格帯を保ち高画質なテレビを販売しています。
口コミで評判なのも納得です。
では、TCLではどんなテレビが販売されているのか、シリーズごとに特徴を紹介します。
ドン・キホーテの高性能テレビ【2024年モデル】
量子ドット&Mini LED搭載テレビ C755/QM8Bシリーズ
Amazon限定モデル
TCL 55V型 MiniLED&量子ドット液晶テレビ 55QM8B 2024年モデル
参考価格:109,800円(税込)
こちらの機種は量子ドット&Mini LED搭載の高画質モデルです。
従来の4Kテレビよりも細かな映像表現が可能で、滑らかさを表現するリフレッシュレートも高く映像のブレを抑えて滑らかな映像が楽しめます。
また、画質だけではなく、ONKYOスピーカー搭載で迫力あるクリアなサウンドが体感できます。
他にも立体音響効果が期待できるDolby Atmosなど、音質面もクオリティの高い仕様になっています。
さらに低反射パネルを使用しているため、映り込みを抑えて昼夜問わずテレビが楽しめます。
高画質モデルということもあり、やや価格設定は高くなりますが、有機ELテレビに匹敵する映像表現が可能です。
※Amazonでは型番違いの55QM8Bが販売されています。
量子ドットテレビ C655/T8Bシリーズ
Amazon限定モデル
TCL 55V型 量子ドット液晶テレビ 55T8B 2024年モデル
参考価格:95,800円(税込)
こちらは量子ドット技術を活用した4Kテレビ(Amazon限定モデル)です。
色彩表現が広く、リアルな映像表現が可能なため、従来のテレビで白っぽさが気になる方にはおすすめの一台です。
また、こちらのモデルは2.1chのサブウーファー搭載で低音を響かせた臨場感あふれるサウンドが楽しめます。
低価格モデルテレビ V6Bシリーズ
Amazon限定
TCL 43V型 4K液晶テレビ 43V6B Dolby Atoms 2024年モデル
参考価格:47,310円(税込)
こちらのモデルはHDや2K映像を4K画質にアップスケーリングできる機能を持ち合わせたAmazon限定の低価格モデルです。
高画質処理エンジン(AlgoエンジンⅡ)搭載で、動画サービスが利用できるGoogle TV、バーチャルな立体音響効果が期待できるDolby Atmosも搭載されています。
また、ゲームモードも搭載されているので、遅延を抑えたプレイが楽しめます。
75V型の大画面でも10万円ちょっとで購入できるのには驚きです。
このようにTCLの2024年モデルは従来の4Kテレビよりもさらに高画質に表現する量子ドット技術やMini LEDが搭載されています。
最近では国内メーカーのシャープが国内工場から液晶パネルの撤退を余儀なくされたこともあり、今後もTCLやハイセンスなどの海外メーカーが台頭することが予想されます。
参考記事:国内唯一の液晶パネル工場が生産終了に。ダイヤモンドオンラインより
ドン・キホーテのテレビの評判 まとめ
今回はドン・キホーテで販売されている液晶テレビの評判をまとめてみました。
ドン・キホーテで販売されているテレビは、家電量販店と比べて価格が安く、TCL製品に関しては量子ドットやMini LED搭載など性能面も問題ありません。
最近では国内メーカーのパナソニックもTCLと業務提携を行い、小型中型モデルの製造はTCLが受け持っています。
参考記事:パナソニックがTV事業縮小、TCLと業務提供。読売新聞オンラインより
このことから、技術面はもちろんのこと国内メーカーが頼れるほどの信頼できるメーカーであることが分かります。
ドン・キホーテのチューナーレステレビは累計販売台数35,000台以上の大ヒット商品です。
TCLとの共同開発により、さらに高画質になりスピーカー性能も向上しました。
ぜひ、ドン・キホーテのお店で高性能テレビをチェックしてみてください。