
まとめ買いや作り置きをする家庭が増えた今、セカンド冷凍庫を検討する人がとても多くなっています。


実際に「冷凍保存の機会が増えた」と感じている人は「全体の約68.7%」にも上ります。
最近では冷凍食品をうまく活用したり、休日にまとめて作り置きしたりする家庭も増えていて、キッチンの冷凍室だけでは入りきらなくなることもしばしばあります。

筆者自身も「冷凍うどん、焼きおにぎり」「パン」「アイス」を常備していたら、あっという間にパンパンになってしまい、セカンド冷凍庫のありがたさを実感した一人です。


実際、約7人に1人がセカンド冷凍庫を持っているというデータもあり、思ったより身近な存在になっています。
そこで今回は「壊れにくい」「長く使える」ことを重視した、おすすめの冷凍庫メーカーを紹介します。
これからセカンド冷凍庫を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
長く使える!壊れにくい冷凍庫の特長とは?


壊れにくい冷凍庫の特長は以下のとおりです。
- シンプルな機能が長持ちのカギ
- 新品を選ぶのが安心
- 冷凍庫はもともと壊れにくい
シンプルな機能が長持ちのカギ

コンフィー(COMFEE’)
直冷式 省エネ冷凍庫 142L 上開き ホワイト RCC143WH(E)
参考価格:24,800円(税込)

冷凍庫を選ぶときに「多機能=良い」と考えがちですが、実はそうとも限りません。
最近は自動霜取りや急速冷凍、温度管理の細かい設定など便利な機能がたくさん付いている冷凍庫もありますが、機能が複雑になればなるほど故障のリスクも増えてしまいます。
特にセカンド冷凍庫を探している場合は、「冷凍する」という基本性能だけに絞ったシンプルなモデルの方が壊れにくく、結果的に長く使えることが多いです。
必要以上に多機能な冷凍庫は使わない機能が出てきます。そのため、故障したときにはその部分の修理費が高くつくこともあります。

シンプルな冷凍庫なら、そういった心配がぐっと減ります。
新品を選ぶのが安心

アイリスオーヤマ
幅35.6cm スリム冷凍庫(スキマックス) 80L ブラック 前開き式 自動霜取り IUSN-S8C-B
参考価格:49,999円(税込)

もう一つ大切なのが、できるだけ新品で購入することです。
製品名 | 保有期間 |
---|---|
冷蔵庫 | 9年間 |
エアコン | |
テレビ | 8年間 |
電子レンジ | |
扇風機 | |
洗濯機 | 6年間 |
炊飯器 | |
トースター | 5年間 |
家電製品には「部品の保有期間」が決まっていて、一般的に冷凍庫は製造終了からおよそ6〜7年が目安です。
中古で購入すると、すでにその期限が短くなっていることがあり、万が一壊れたときに修理用の部品が手に入らないこともあります。
安さに惹かれて中古を選ぶと、「壊れたけど直せない」ということになりかねません。

安心して長く使いたいなら、やはり新品を選ぶのがおすすめです。
冷凍庫はもともと壊れにくい

そもそも、冷凍庫は家電製品の中でも比較的壊れにくいと言われています。
冷凍庫や冷蔵庫は200年以上も改良が続けられてきた歴史の長い製品で、どのメーカーも性能や耐久性をしっかり磨いてきました。
もし故障が不安であれば、国産メーカーや、口コミで評価の高いモデルを選ぶとより安心できます。

冷凍庫は「壊れにくいもの」と知っておくと、余計な心配をせずに選ぶことができます。
壊れにくい冷凍庫メーカー厳選5選
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、手頃な価格で冷凍庫を探している人に人気のメーカーです。
安い家電というと「壊れやすい」というイメージを持つ方も多いですが、アイリスオーヤマの冷凍庫は思った以上にしっかり作られています。
実はアイリスオーヤマの冷凍庫は、海外でOEM製造されていますが、国内の厳しい品質管理をクリアしており、長く安心して使えるものが多いです。
直冷式はファン式に比べると霜取りの手間はありますが、耐久性が高く壊れにくい傾向があります。

アイリスオーヤマは家庭用としてもセカンド冷凍庫としても使いやすいラインナップを取り揃えています。

ハイアール
ハイアールは中国の家電メーカーで、世界中で冷蔵庫や冷凍庫を販売しています。
日本でもアイリスオーヤマと並んで、手頃で使いやすい冷凍庫が揃っています。
もともと三洋電機(SANYO)の冷蔵・冷凍技術を引き継いでおり、そのノウハウが活かされているのがハイアールの強みです。

とにかく価格が良心的なので、コスパ重視の方におすすめです。

アレジア
アレジアは日本のメーカーで、冷凍庫を中心にアウトドア用品なども扱っています。
海外製造のOEM商品が多いですが、コスパに優れた冷凍庫が揃っています。
本体価格も手頃なので、初めて冷凍庫を購入する方やセカンド冷凍庫を探している方に向いています。

無駄な機能がなく、必要最低限で十分という人におすすめです。

Comfee’(コンフィー)
Comfee’は2019年から日本で販売が始まった比較的新しい家電ブランドです。
知名度はまだ高くありませんが、少しずつファンを増やしています。
Comfee’の冷凍庫はデザインがシンプルで、おしゃれな見た目と使いやすさが特徴です。
Comfee’の冷凍庫は、安いけれどしっかり冷えるという口コミが多く、セカンド冷凍庫にぴったりです。

霜取りは必要ですが、シンプルな作りだからこそ長く使える安心感があります。

マクスゼン
マクスゼンは国内の家電ブランドで、冷凍庫やテレビ、洗濯機など幅広い家電製品を販売しています。
マクスゼンの冷凍庫は、庫内の整理がしやすいように仕切りが付いていたり、見た目もシンプルで使いやすい設計になっています。

価格帯も手頃で、余計な機能がない分、壊れにくく、シンプルな機能で耐久性を重視したい人にはおすすめです。
冷凍庫の購入前に知っておきたい注意点
冷凍庫は一度購入すると、故障しない限り何年も使うものです。
だからこそ、買う前にちょっとだけ立ち止まって確認しておきたいポイントがいくつかあります。

まず考えたいのは「置き場所とサイズ感」。
ネットやカタログで見ると小さく見えても、いざ届いてみると意外と大きかった…なんてことは結構あります。
特に上開きタイプは、扉を開けるスペースが必要なので、棚の下など狭い場所にはあまり向きません。
その点、横開きのタイプは冷蔵庫のように開くので扱いやすいですが、扉の前に余裕を持たせて設置しないと開けにくくなることもあります。

次にチェックしたいのが「開き方」と「収納のしやすさ」。
上開きの冷凍庫は、開けたときに冷気が逃げにくい構造なので、電気代の面でも有利です。

停電しても庫内の温度が下がりにくいので、いざというときの備えにもなります。
ただ、そのぶん深さがあるので、下のほうに入れたものを取り出すのがちょっと大変かもしれません。

横開きタイプは、整理整頓のしやすさで選ぶ人が多いです。

棚や引き出しがついていることが多く、どこに何を入れたかひと目でわかります。
冷凍食品のストックや作り置きを小分けして使いたい方には特に便利です。

そして「冷却方式」も要チェック。
大きく分けて「直冷式」と「ファン式」の2種類があります。
直冷式は、冷却板が直接冷やす仕組みで、構造がシンプルな分、故障しにくいという特長があります。
その代わり、庫内に霜がつきやすく、定期的に手で霜取りする必要があります。
とはいえ、音も静かで電気代が抑えられるのが嬉しいポイントです。
ファン式は、冷気をファンで循環させて庫内をムラなく冷やしてくれます。
霜は自動で除去されるので、手入れがほとんどいりません。
ただし、モーターやセンサーなどのパーツが多い分、音が気になったり、価格がやや高めだったりすることもあります。
要するに、
- 静かで電気代を抑えたいなら直冷式
- 手間を省きたいならファン式
という感覚で選ぶと、自分に合ったタイプが見えてきます。

次に、「保証」についても触れておきます。
冷凍庫は常に動いている家電なので、数年経ってから突然故障…というケースも実際にあります。
メーカー保証は1年が一般的ですが、Amazonや楽天市場では、数千円で3〜5年の延長保証を追加できる場合があります。
長く使いたい方は、購入時にそのオプションも一度チェックしておくと安心です。

そして「電気代と省エネ性能」。
冷凍庫は年中無休で稼働する家電。だからこそ、省エネ性能が意外と大事です。
でもそれ以前に大切なのは、ライフスタイルに合った容量を選ぶこと。
サイズが合っていないと、電気代も無駄になりやすいです。
ざっくりとした目安ですが、
- 1〜2人暮らし → 100〜150L
- 3〜4人家族 → 200〜300L
- 5人以上やまとめ買いが多い方 → 350L以上

といった感じで、自分の生活スタイルや食材のストック量に合わせて考えてみてください。
壊れにくい冷凍庫メーカー|まとめ
冷凍庫選びは、「高機能だから」「安いから」だけで決めてしまうと、あとで「ちょっと違ったかも」と感じることもあります。
大事なのは、自分の生活スタイルにしっかりフィットしているかどうか。
設置場所、開き方、使いやすさ、冷却方式、保証、電気代…。
このあたりを総合的に見ていくと、自分にぴったりの一台が見えてきます。

壊れにくさ重視なら、シンプル構造の直冷式が安定です。
一方で、お手入れをラクにしたいなら、ファン式の自動霜取りモデルも選択肢に入ります。
冷凍庫は一度買うと10年近く使うことも珍しくありません。

だからこそ、「長く使える1台」を選んでみてください。
この記事が、冷凍庫選びのヒントになれば嬉しいです。