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ハイセンスとLGはどっちがいいのか?液晶テレビの違いを比較

ハイセンスとLGはどっちがいいのか?液晶テレビの違いを比較

この記事では、ハイセンスとLGの有機EL・液晶テレビの違いを比較しています。

海外メーカーで人気の高いハイセンスとLG、どちらも高性能・高品質でどちらを選べば良いのか迷ってしまいます。

最近、ハイセンスのテレビCMを見るけど、やっぱりハイセンスの方が安心かな?それともLGの方がいいのかな?

そこで今回はハイセンスとLGのテレビの特徴をまとめています。

どちらを選ぶか迷われている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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ハイセンスとLGのテレビ|それぞれの強みは何?

ハイセンスとLGのテレビ|それぞれの強みは何?

まず、ハイセンスとLGを選ぶ際に重要なのは、それぞれの強みが異なるという点です。

例えば、ハイセンスは液晶テレビに重点を置いて製品を製造しています。一方、LGは液晶テレビも販売していますが、主に有機ELテレビの製造・販売に力を入れています。

そのため、テレビを選ぶ際は液晶テレビを選ぶか、有機ELテレビを選ぶかで、選ぶメーカーも変わってきます。

液晶テレビと有機ELテレビはどんな違いがあるの?

では、液晶テレビと有機ELテレビの違いを見てみましょう。

液晶テレビと有機ELテレビの違いを比較

液晶テレビと有機ELテレビの違いを比較

液晶テレビと有機ELテレビの主な特徴は、次の通りです。

液晶テレビの特徴

液晶パネルについて

液晶テレビは液晶パネルを使用して映像を映し出します。
液晶パネルに配置されているバックライトを利用して画面を照らす方式で、一般的に明るい画面が得意です。
比較的低価格で購入できるのが特徴です。

消費電力について

比較的低消費電力でエネルギー効率が良いため、省エネ効果が期待できます。

寿命について

長寿命で約6万時間再生可能といわれています。
バックライトが劣化することによる画質の劣化はありますが、それほど早く劣化することは少ないです。

視野角について

機種によっては画面の中心から外れると色味や明るさが変わることがあります。
視野角が狭いと言われることもありますが、最近の液晶テレビはこの点も改善されているため、視野角178°の液晶テレビが多いです。

じゃあ、ナナメから見ても綺麗に映るってこと?

はい、視野角が広いのでナナメから見ても白っぽく映ることはありません。
※ただし、日中は外の光が入り込み見にくいこともあります。

有機ELテレビの特徴

有機ELパネルについて

有機ELテレビは有機ELを利用して映像を映し出します。
各ピクセルが自己発光するため、液晶パネルと違いバックライトが不要です。
コントラスト比や色の再現性が非常に高くリアルな映像美が楽しめます。

黒色表現が優れており、奥行のある「黒色」を再現できます。

薄さと柔軟性について

薄型化が容易で、非常に薄いテレビが製造可能です。
フレキシブルな素材を使用しているため、曲面ディスプレイの製造も可能です。

消費電力について

有機ELテレビは液晶テレビと比べて電気代が高くなる傾向にあります。

寿命について

有機ELパネルの劣化は液晶に比べて寿命が短く有機ELパネルの寿命が約3万時間なのに対して、液晶テレビは約2倍の約6万時間です。

しかし、長時間同じ映像を表示すると、画面の劣化焼き付きが起こる可能性があります。

視野角について

有機ELパネルは視野角が広く、画面のどの位置からでも色味や明るさがほとんど変わりません。


このように画質を重視するなら有機ELテレビ価格を重視するなら液晶テレビ、というように好みによって選び方が異なります。

またどちらのメーカーも有機ELテレビ、液晶テレビの販売はされていますが、ハイセンスは2020年を最後に有機ELテレビの製造を終了しました。

一方でLGは有機ELテレビと液晶テレビの両方を毎年最新モデルを発売していますが、液晶テレビの性能はハイセンスの方が優れています。

なるほどね。

それでは続いて、ハイセンスとLGのテレビの機種を順番に見てみましょう。

ハイセンステレビの魅力:最新テクノロジーと驚きの性能

ハイセンステレビの魅力:最新テクノロジーと驚きの性能

ハイセンスは2018年に東芝REGZAを子会社化して以来、性能が大幅に向上しました。

元々東芝REGZAは映像処理エンジンに定評があり、最新の「HI-VIEWエンジン」はAIによる高画質処理を行います。

2023年モデル HI-VIEWエンジンLite

これにより4Kに満たない映像も4K相当にアップスケーリングして映し出します。

また、ブレを抑えた映像処理や高音質など、バランスの取れたテレビを販売しています。

UXシリーズの特徴(2023年モデル)

65UX
UXシリーズ(65UX

2023年モデルのUXシリーズは、有機ELテレビに匹敵するほどの性能を誇り、高画質・高音質で登場しました。

特に「黒色」の技術は有機ELテレビと遜色ないほどの奥行があり、黒潰れを軽減します。

さらに、10基のスピーカーを搭載しているため、低音域から高音域まで幅広い音域を表現できます。

ただし、高性能な分、価格もそれ相応に設定されていますので、予算によってはLGの有機ELテレビを選んだ方が経済的かもしれません。

項目詳細
型番65UX
65UX
サイズ75V型
65V型
発売日2023年5月18日
参考価格259,090円(税込)
高画質
HI-VIEWエンジンX搭載
低反射倍速XDRパネル
高音質
10スピーカーシステム
Dolby Atmos
ネット動画
あり
ゲームモード
あり
保証期間3年間
総合評価5.0

U8Kシリーズの特徴(2023年モデル)

55U8K
U8Kシリーズ(55U8K

最上位モデルには及びませんが、MiniLED×量子ドットにより滑らかな映像表現が可能です。

音質面ではサブウーファーを搭載しているため、臨場感のある低音を響かせます。

UXシリーズの下位モデルでありながら、ハイスペックモデルに位置付けられるので、少し良いテレビをお求めの方にはおすすめのモデルです。

項目詳細
型番55U8K
55U8K
サイズ75V型
65V型
55V型
発売日2023年5月18日
参考価格127,600円(税込)
高画質
HI-VIEWエンジン搭載
ADSパネル
高音質
3スピーカーシステム
Dolby Atmos
ネット動画
あり
ゲームモード
あり
保証期間3年間
総合評価4.5
43E6K
E6Kシリーズ(43E6K

最後には価格を抑えたE6Kシリーズです。前述のU8Kシリーズの下位モデルであり、画質・音質ともに劣ります。

しかし、東芝REGZAと共同開発された映像処理エンジン「HI-VIEWエンジンLite」が搭載されており、AIによるネット動画の映像処理や滑らかな映像を映し出すクリアモーションなど、下位モデルでも基本性能はしっかりと備わっています。

コストパフォーマンスを求めるなら最適な一台です。

項目詳細
型番43E6K
43E6K
サイズ75V型
65V型
55V型
50V型
43V型
発売日2023年11月10日
参考価格63,454円(税込)
高画質
HI-VIEWエンジンLite
HDR10 & HLG対応
高音質
ネット動画
あり
ゲームモード
あり
保証期間3年間
総合評価3.0

LGの有機ELテレビ:市場を牽引するトップブランド

LGの有機ELテレビ:市場を牽引するトップブランド

LGのテレビのグレードは最上位モデルに位置付けられるのは有機ELテレビです。

そしてその次に量子ドットテレビ4K液晶テレビというようにグレードが分かれています。

テレビのグレード
  • 有機ELテレビ
  • 量子ドットテレビ
  • 4K液晶テレビ

量子ドットって何?

量子ドットテレビは、従来の液晶テレビよりも広い色の表現力と高い明るさを持ち、リアルな映像表現が可能です。

要するに一般的な液晶テレビよりもキレイってこと?

その通りです。特に奥行のある「黒色」の表現が可能で暗いシーンでも黒潰れを軽減します。
それではLGのテレビを見てみましょう。

有機ELテレビの特徴(2023年モデル)

42C3PJA
出典元:amazon.co.jp

LGの42C3PJAは有機ELテレビならではの豊かな色彩表現に加えて、AIによる最適な画質・音質の調整が可能です。

また、リフレッシュレートは120Hzなので速い動きもブレを抑えた滑らかな映像が映し出せます。

リフレッシュレートって何?

リフレッシュレートは、1秒間に画面を更新する回数のことを指します。

120Hzって良いの?

通常、60Hzのリフレッシュレートが基準ですが、2倍の120Hzになるとカクつきを抑えた映像表現が可能です。

特に速い動きではリフレッシュレートが高いほど、画面の動きがより滑らかに見える傾向があります。

他にも立体音響効果のあるDolby Atmosや、遅延を抑えたゲームモードなど、性能・機能ともにバランスの取れた一台です。

型番OLED42C3PJA
サイズ42V型
42C3PJA
発売日2023年7月5日
参考価格155,500円(税込)
画質
有機EL
α9 AI Processor 4K Gen6
音質
Dolby Atmos®
リフレッシュレート120Hz
動画配信
あり
総合評価5.0

量子ドット液晶テレビの特徴(2023年モデル)

43QNED75JRA
出典元:rakuten.co.jp

LGの量子ドット液晶テレビは、量子ドットとNanoCellテクノロジーを組み合わせた色彩豊かな表現と広い視野角が特徴です。

また、AIによる映像処理エンジン(α5 AI Processor 4K Gen6)を搭載し、ジャンルごとに最適な画質・音質を調整します。

価格を抑えつつ高画質な映像をお求めの方には、ぜひチェックしていただきたい一台です。

型番43QNED75JRA
サイズ43V型
43QNED75JRA
発売日2023年8月25日
参考価格85,544円(税込)
画質
QNED
α5 AI Processor 4K Gen6
音質
リフレッシュレート60Hz
動画配信
あり
総合評価4.0

4K液晶テレビの特徴(2023年モデル)

43UR8000PJB
出典元:amazon.co.jp

こちらのテレビも前述のように「α5 AI Processor 4K Gen6」という映像処理エンジンを搭載していますので、AIが最適な画質・音質を調整してくれます。

また、4K未満の画質も4K相当にアップスケーリングしてくれるので、鮮明な映像を楽しむことができます。

LGのテレビの中では下位モデルに位置しますが、LG独自の技術によって美しい映像表現が可能です。

型番43UR8000PJB
サイズ43V型
43UR8000PJB
発売日2023年8月25日
参考価格59,980円(税込)
画質
UHD
α5 AI Processor 4K Gen6
音質
リフレッシュレート60Hz
動画配信
あり
総合評価3.0

ハイセンスとLGのテレビ「どっちを選ぶべき?」比較まとめ

ハイセンスとLGのテレビ「どっちを選ぶべき?」比較まとめ

ハイセンスとLGのテレビを比較する際には、いくつかのポイントを押さえて選ぶようにしましょう。

技術と性能

LGのテレビは、有機ELパネルをはじめ、量子ドットやNanoCellテクノロジーなどの先進的な技術を採用しています。これにより、色彩表現や視野角の広さなど、高品質な映像表現が特徴です。

一方、ハイセンスも、東芝REGZAの技術を用いて高品質な液晶テレビを提供していますが、有機ELテレビに関しては2021年11月を最後に製造が行われていません。

そのため、有機ELテレビを選ぶ際はLGを選択。
液晶テレビに関しては甲乙つけがたいところですが、上位モデルを選ぶのならハイセンス、下位モデルを選ぶならややLGが優勢な気がします。

テレビの選び方
  • 有機ELテレビ…LG
  • 液晶テレビ(上位モデル)…ハイセンス
  • 液晶テレビ(下位モデル)…LGかハイセンス

以下の記事でハイセンスの有機ELテレビが生産終了した理由を考えられる範囲でまとめてみました。

ブランドの信頼性

LGの有機ELテレビは、長年にわたり世界No.1の出荷台数を誇り、確かな評判を築いています。
※10年以上世界第1位です。

2014年には一部商品でリコールがありましたが、信頼性の高いブランドとして知られています。

2014年に製造されたLG Electronics「液晶テレビ Smart TV」 – 点検修理
一部該当機種におきまして、本体メモリー関連ソフトウェアにエラーが発生することで、 液晶テレビ本体が動作しない不具合がある事が判明いたしました。安全上の問題は発生いたしません。

消費者庁より抜粋

一方、ハイセンスも急速に成長しており、2023年のテレビ出荷台数で世界第2位を誇ります。

日本のプロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」のスポンサーやサッカーのスポンサーを務めるなど、一定の知名度は得られていますが、信頼性に関してはハイセンスがLGを上回っているかというと疑問符が付きます(個人的な見解含む)。

価格とコストパフォーマンス

ハイセンスの液晶テレビは手頃な価格で高画質テレビが購入できますが、LGのテレビはやや高額になります。

セールや型落ちモデルなど、LGのテレビもリーズナブルな価格で手に入れることができますが、コストパフォーマンスの面ではハイセンスには及びません。


総合的に判断すると、LGの液晶テレビは高い技術力と信頼性を持ち、一定のプレミアム価格が付いています。

一方で、ハイセンスは手頃な価格で販売台数を伸ばしており、高性能テレビも手が届きやすい価格設定がされています。

最終的には、好みや予算に応じて選び方も変わってきますが、有機ELテレビならLG一択。液晶テレビなら上位モデルはハイセンス。下位モデルは好みに合わせて選びます

この機会にぜひハイセンスとLGの高性能テレビをチェックしてみてください。

>壊れにくいテレビメーカーを見る

記事の執筆者(藤岡秀樹)

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