この記事では、お部屋を暖めるにあたりエアコン以外の暖房機器を電気代を考慮してまとめています。
また後半ではマンションにお住まいの方に向けて「マンションで最適なエアコン以外の暖房機器」を紹介しています。
毎年エアコンだけでは寒いとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
部屋を暖めるエアコン以外の暖房機器「どんな選択肢があるのか?」
まずはエアコン以外の暖房機器を一通り挙げてみます。
- 石油ファンヒーター
- 石油ストーブ
- セラミックファンヒーター
- オイルレスヒーター
- オイルヒーター
- 電気ストーブ
- パネルヒーター
- こたつ
- ホットカーペット
どの暖房機器も身体の一部分を暖めるに留まるので、エアコンに比べると暖かさは弱まります。
ただし組み合わせによっては効率的にお部屋や体を暖めることができるので順番に見てみましょう。
エアコン以外の暖房機器|石油ファンヒーター+ホットカーペット
石油ファンヒーターとホットカーペットはとても良い組み合わせです。
石油ファンヒーターはお部屋を暖め、ホットカーペットは床を暖めることができます。
それにより床からの冷気を遮ることができるので、効率よくお部屋を暖められます。
またどちらも電気代が安いので光熱費を抑えるには最適な組み合わせといえます。
ではそれぞれの特徴を見てみましょう。
石油ファンヒーターの特徴
CORONA
石油ファンヒーターFH-VX3622BY
参考価格:30,707円(税込)
石油ファンヒーターはエアコン以外でお部屋を暖めるには効率の良い暖房機器です。
石油ファンヒーターの約90%は灯油代で電気代は殆どかかりません。
例えばCORONAの石油ファンヒーターを例に挙げてみると弱燃焼時(4W)で1時間あたりの電気代は約0.1円ほど、強燃焼時(9W)でも約0.2円ほどとかなり安いです。
※電気代単価31円で計算。
灯油代を加味しても平均して1時間あたりの電気代+灯油代は20円ほどで済みます。
※灯油代18ℓあたり2,000円で計算。
ただし石油ファンヒーターはお部屋内の空気を使うため空気中の酸素濃度が低下してしまい一酸化炭素中毒を起こすことがあります。
めまいや吐き気が起こる前に定期的に換気が必要です。
※お部屋の広さにもよりますが一般的に30分に一度、1〜3分程度の換気が必要とされています。
メーカー | CORONA |
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型番 | FH-VX3622BY |
参考価格 | 30,707円(税込) |
電気代 ※1時間あたりの電気代 | 約0.1円~約0.2円 |
レビュー評価 | 4.5 |
ホットカーペットの特徴
アイリスオーヤマ
ホットカーペットIHC-20-H
参考価格:8,280円(税込)
ホットカーペットは種類が豊富で、お部屋のサイズに合わせて選べます。
2畳サイズのホットカーペットを例に挙げてみると1時間あたりの電気代は中で約5.8円、強で約8.7円と石油ファンヒーター同様に電気代は安いのが特徴です。
メーカー | アイリスオーヤマ |
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型番 | IHC-20-H |
参考価格 | 8,280円(税込) |
電気代 ※1時間あたりの電気代 | 約5.8円~約8.7円 |
レビュー評価 | 4.2 |
このように石油ファンヒーターとホットカーペットは、効率よくお部屋を暖めるには最適な組み合わせです。
ただし石油ファンヒーターは誤った使い方をしてしまうと健康被害に繋がってしまいます。
また小さなお子さんがいるご家庭では特に気を付けないといけません。
換気はもちろん誤操作や火傷などしないように、チャイルドロックや柵などで対策をしましょう。
エアコン以外の暖房機器|石油ファンヒーター+こたつ
石油ファンヒーター+こたつはお部屋を暖めるのにプラスしてこたつで体の芯まで暖められます。
暖かくて眠くなってしまうかもしれませんが、換気だけは忘れないようにしましょう。
こたつの特徴
萩原(Hagihara)
こたつヒーターカルミナ950NA
参考価格:16,886円(税込)
こたつは足元だけでなくこたつ布団に入れば体全体を暖められます。
最近のこたつはヒーター部分が薄いので広々使えるのが特徴です。
見た目がお洒落なこたつも数多く販売されているので、インテリアとしても違和感なく使えます。
また、机代わりに使用できるのでオールシーズン使えて便利です。
メーカー | 萩原(Hagihara) |
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型番 | カルミナ950NA |
参考価格 | 16,886円(税込) |
電気代 ※1時間あたりの電気代 | 約6.2円 |
レビュー評価 | 4.4 |
エアコン以外の暖房機器|セラミックファンヒーター+ホットカーペット
石油ファンヒーターはちょっと、、、という方にはおすすめの組み合わせです。
セラミックファンヒーターは比較的値段も安いので手軽にエアコン以外の暖房機器を揃えるにはピッタリです。
セラミックファンヒーターで足元を暖め、ホットカーペットで床からの冷気を遮ります。
しかし、セラミックファンヒーターは電気代がやや高めです。
セラミックファンヒーターの特徴
山善
加湿機能付きセラミックファンヒーターDKF-M121(W)
参考価格:10,500円(税込)
セラミックファンヒーターは電源を入れるとすぐに温風が出てくるので、使いやすさではピカイチです。
最近は大風量タイプも販売されているので部屋全体は無理でも一部分を暖めることは可能です。
しかし、セラミックファンヒーターは空気が乾燥するというデメリットもあります。
加湿機能が搭載している機種もあるので乾燥が気になる方はぜひお確かめください。
メーカー | 山善 |
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型番 | DKF-M121(W) |
参考価格 | 10,500円(税込) |
電気代 ※1時間あたりの電気代 | 約32.4円 |
レビュー評価 | 3.7 |
エアコン以外の暖房機器|オイルレスヒーター+ホットカーペット
最近主流になりつつある人気の組み合わせです。
オイルレスヒーターはオイルヒーターよりも速暖性があるので少しずつ認知されてきている今話題の暖房機器です。
オイルレスヒーターを窓際に置くことで外の冷気を遮り、ホットカーペットで床からの冷気を遮れるので部屋を暖かく保つことができます。
オイルレスヒーターの特徴
YAMAZEN(山善)
オイルレスヒーター DOL-J121(BK)
参考価格:19,819円(税込)
オイルレスヒーターは従来のオイルヒーターのようにオイルを使わず速暖性があり、じんわりと体を暖めます。
オイルレスヒーターのメリットは温風が出ないので、乾燥しにくく空気を汚さないので換気の必要がありません。
また火傷しにくいので、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には人気の暖房機器です。
基本的にお手入れが必要ないので使いやすいのが特徴です。
お洒落なデザインの機種も多いのでインテリアの邪魔にもなりません。
メーカー | YAMAZEN(山善) |
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型番 | DOL-J121(BK) |
参考価格 | 19,819円(税込) |
電気代 ※1時間あたりの電気代 | 約15.5円~約37.2円 |
レビュー評価 | 評価なし |
更に高性能なオイルレスヒーターは以下の記事をご確認ください。
マンションの暖房器具「エアコン以外は何が最適?」
この章ではマンションの暖房器具を1人暮らしのワンルームマンションを想定してエアコン以外の暖房器具を紹介しています。
最近のマンションは24時間換気されている物件も多いためエアコンだけでは寒い、なかなか暖まらないことが考えられます。
そのため24時間換気のマンションではエアコン以外の暖房器具と組み合わせる必要があります。
それでは順番に紹介したいと思います。
マンションの暖房器具|ホットカーペット+毛布や湯たんぽ
1人暮らしの場合、電気代を増やしたくないという方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのは、ホットカーペット+毛布や湯たんぽの組み合わせです。
ホットカーペットは他の暖房家電と比べて圧倒的に電気代が安いです。
※1時間あたりの電気代の目安は10円以下です。
ただ、ホットカーペットだけでは寒いので、毛布や湯たんぽを組み合わせることで寒さを回避することができます。
最近では電子レンジで温められる湯たんぽも販売されているので、気軽に温められて便利です。
マンションの暖房器具|オイルレスヒーター+ホットカーペット
次におすすめしたいのはオイルレスヒーターとホットカーペットの組み合わせです。
オイルレスヒーターは広範囲を暖めるのにはあまり適していませんが、1人暮らしのワンルームマンションであれば暖かくなります。
※お部屋が10畳以下の場合
マンションでオイルレスヒーターを使うメリットは以下の通りです。
- 窓際に置くことでムラなく暖められる
- 輻射熱で体の芯まで温まる
- 空気を汚さないので換気が必要ない
- 温風が出ないので乾燥しない
窓際に置くことでムラなく暖められる
オイルレスヒーターを窓際に置くことで冷気を遮り部屋全体を満遍なく暖められます。
オイルレスヒーターは設置場所によって暖房効果に差が出ます。
例えば窓際以外に設置してしまうと設置場所周辺は暖かい、窓際は寒いというように場所によって暖かい・寒いと分かれてしまいます。
ですので、マンションでオイルレスヒーターを使用する際は必ず窓際に置くようにしましょう。
輻射熱で体の芯まで温まる
オイルレスヒーターは輻射熱で体の芯まで温まります。
輻射熱とは電磁波による熱のことで、暖房器具ではストーブが輻射熱を利用しています。
布団を干すとフカフカになるのは太陽による輻射熱で温めているからなのです。
空気を汚さないので換気が必要ない
オイルレスヒーターは温風を出さないのでエアコンのように換気の必要がありません。
長時間エアコンの暖房をかけていると空気が汚れてしまいウイルスや細菌により体調を崩してしまうことも考えられます。
エアコンの場合、その都度換気が必要ですが換気をすると部屋が寒くなってしまいます。
その点、オイルレスヒーターなら空気を汚さないので換気の必要もありません。
温風が出ないので乾燥しない
冬場は湿度が下がり乾燥しがちです。それに加えてエアコンの温風はさらに湿度が下がり空気が乾きます。
そうなると乾燥により喉の痛みや肌荒れにも繋がります。
その点、オイルレスヒーターは温風を出さないので乾燥の心配もありません。
オイルレスヒーターは従来のオイル式と比べて速暖性があります。
またホットカーペットと組み合わせることで床の冷却も遮ることができます。
他にも前項でおすすめした毛布や湯たんぽを組み合わせることでさらに効率よく体を温められます。
マンションの暖房器具|セラミックファンヒーター+加湿器
1人暮らしの場合、部屋にいる時間より外出している時間のほうが多い。という方はセラミックファンヒーター+加湿器という組み合わせもおすすめです。
セラミックファンヒーターは電源を入れるとすぐに温風が出ます。
暖房家電の中でもスピーディに温められます。
ただ、セラミックファンヒーターは温風を出すため部屋が乾燥してしまいます。
そのため加湿器を組み合わせることで湿度が上がり暖かく感じられるようになります。
部屋を暖めるエアコン以外の暖房機器|まとめ
今回はお部屋を暖めるにあたりエアコン以外の暖房機器を最適な組み合わせを例に挙げてみました。
今回紹介した組み合わせは以下の通りです。
- 石油ファンヒーター+ホットカーペット
- 石油ファンヒーター+こたつ
- セラミックファンヒーター+ホットカーペット
- オイルレスヒーター+ホットカーペット
こちらはあくまでも一例です。
お住まいの地域や暖房機器を設置する場所によっても選び方は異なります。
ぜひ今回例に挙げた暖房機器の組み合わせをもとに寒い冬を暖かくお過ごしください。