2014年3月17日ダイソン Hot + Cool(ホットアンドクール)AM04・AM05のリコールによる自主回収が発表されました。
理由はAM04・AM05本体から発火事例が数件報告されたことで自主回収の判断に至りました。
※現在は生産終了しています。
ちなみに他の機種(HPシリーズ)は問題ありません。
本記事ではダイソンのホットアンドクールAM04・AM05が生産終了に至った原因や改善策を記事にまとめています。
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ダイソンのホットアンドクールが生産終了なのはなぜ?リコールによる自主回収の理由
ダイソンのホットアンドクール(AM04・AM05)が生産終了に至った経緯は本体の発火によるリコール報告が挙げられます。
- 本体内部の基盤に何かしらの負荷がかかることによる発火
- 接続不良による発火
- ホコリによる発火
- タコ足配線による発火
内的要因に対してはメーカー側で以下の対策を行なっています。
対象製品内部におけるプリント基板上の電気ショートによる製品機能障害が起きる可能性を改善するために、弊社技術者によって改善対策(基板保護部品の取り付け)を行います。
ダイソン公式サイトより抜粋
製品の返却交換後、2年間の製品保証が付与されます。
外的要因は他の家電製品にも通ずることなので、以下の点は注意しましょう。
- 接続不良による発火
- ホコリによる発火
- タコ足配線による発火
外的要因①接続不良による発火
コンセントに電源プラグがしっかりと差し込まれていない状態で使用し続けると「アーク放電」といわれる現象が発生し、発熱・発火に繋がる可能性があります。
また、アーク放電によりコンセントの変形や変色することも考えられます。
外的要因②ホコリによる発火
コンセントと電源プラグの隙間にホコリが溜まり湿気等で発熱・発火することがあります。
この現象は「トラッキング現象」と呼ばれ火災に繋がることもあります。
定期的にホコリを取り除くことで未然に事故を防げますが、コンセントが焦げる、異臭がするなどの状態が見られたときはすぐに使用を中止して ①メーカーに問い合わせる ②近くの電気屋さんに症状を見てもらうようにしましょう。
外部要因③タコ足配線による発火
延長コードや電源タップには容量が定められています。
例えば、電力合計1,500Wと定められている電源タップは容量を超えると発火の原因になることがあります。
スマートフォン・パソコン・テレビなどはそれほど消費電力が高くないので容量オーバーになることはありませんが、ドライヤーや暖房機器などは消費電力が高く定格容量1,500Wを超えてしまうことも考えられます。
定格容量を超えることを「過電流」といいますが、過電流は電力タップに負荷がかかり発熱や発火のリスクが伴います。
電源タップでコンセントを増やす場合は定格容量よりも200Wほど抑えて使用することで電源タップへの負荷を抑えられます。
また、コードのねじれも銅線がショートしてしまうこともあります。
注意しましょう。
ダイソンのホットアンドクールが生産終了なのはなぜ?まとめ
今回はダイソンのホットアンドクールAM04・AM05のリコール問題について取り上げてみました。
今回リコール対象なったのはAM04・AM05のみで他の製品は問題ありません。
今回の事故を受けて以降、ダイソンのホットアンドクールは同様の事故は発生していません。
このことからメーカー側でも事故を真摯に受け止め注意喚起を促すなど改善されていることが分かります。
ダイソンのホットアンドクールは夏は扇風機、冬はファンヒーターとして使用でき、さらに空気清浄機能も搭載されています。
季節を問わず使用できるということで多くの人に親しまれている空調家電です。
リコールこそありましたが、家電量販店でも人気の高い製品ですので、ぜひダイソンの、ホットアンドクールをチェックしてみてください。
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | Dyson(ダイソン) |
商品名 | Purifier Hot + Cool™ |
型番 | HP07 WS |
主な特徴 | 空気清浄 ファンヒーター 扇風機 お手入れ不要 リモコン スマホアプリ |
サイズ | 高さ76.4cm 奥行24.8cm 横幅24.8cm |
質量 | 5.69kg |